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#002─ふきのとう

だいたい立春の前あたりからちらほら目にするふきのとう。

 

土の中では季節が少し早いので、私たちが寒い寒いと肩をすぼめている頃、春に向けてどんどん土の中では準備が進んでいる。

 

そうして土から出てきたふきのとうのほろ苦い香りに触れた時に、「あ、春がくる」と妙にそわそわ、わくわくします。

 

(なので、ふき味噌を作るために、ふきを刻んでいる時にかなり幸せを感じます)あの香りが、身体を冬の状態から徐々に春に向けて準備していきなさいよ。と言われている気がして。事実、春の山菜にはデトックス効果が沢山ある。冬の間ため込んだ不要なものを、少しずつデトックスして身軽にしていく。そして春を待つ。

 

自然界の原理に沿って考えると、旬の野菜とは本当によくできているもので、その土地でその風土にあった野菜がちゃんと必要な時に育つ。

 

逆を言えば、必要のないものは育たないのではないんじゃないかとさえ思う。なので、旬のものをいただくことが、私たちの身体にとって最も自然なことなんだと。

 

そんなことを想いながら、まだまだ寒い毎日の中で、少しずつ春の香りをあちらこちらで感じる度に嬉しくなるのでありました。

 

日日食堂 料理長 ささきちえこ

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