2020-06-25

蓮井幹生さんの珈琲豆

日日食堂でお出ししている水出し珈琲の豆が新しくなりました。

こんにちの日日食堂は以前の提供スタイルとは変わり、お昼も夜もコース形式となりましたので、当然流れが違うわけですから珈琲の占める割合もバランスも以前とは異なります。

私が考える食後の珈琲は、食事の一貫です。
最後まで弧を描くような美しい一本の線でありたい。
どんな珈琲か。
言葉で伝えるのは難しいのですが、苦味も酸味も立たない。
でもしっかり焼かれた豆。
そして雑味が全くありません。
舌や喉、胃に感じる”ギザギザ、ザラザラ”が全く無いのです。

私は珈琲が大好きですがいかんせんこの”ギザギザ、ザラザラ”が苦手で、飲みたい珈琲というのは数少ないのです。

ここよりも華やかな珈琲や個性的な珈琲は専門店に行けば飲めると思いますが、日日食堂での食事のあとに飲む珈琲はここの水出し珈琲が一番体にすっと入ってきてくれるはずです。

そして、今回の豆は写真家の蓮井幹生さんが日日食堂の水出し珈琲用に焼いてくださった豆です。

蓮井さんが食堂に、と微調整してくださった豆は、とっても美味しいのですが、ただ美味しくて感動することに留まらず「この子とこれから頑張って行こう、どうぞ宜しくお願いします」と、珈琲豆に人格があるように感じ、背筋が伸びるような気持ちになります。

だから一層腕によりをかけて精一杯美味しくようと日々豆と向き合います。
毎日飲みたい珈琲です。

そして毎日飲んでいます。

それくらい私にとって、寄り添ってくれる優しい存在です。お食事にいらっしゃるお客様には是非食後の珈琲まで飲んで頂きたいと考えております。

(料理長 上田あおい)

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