ヒンメリ

ヒンメリはフィンランドに古くから伝わる伝統的なオーナメントです。

日々の暮らしや農作物にとって、太陽はとても大切な存在です。
極夜と呼ばれる太陽の昇らない日が続くフィンランドでは、冬至を区切りに太陽の日照時間が長くなることを喜び、祝い、これからの1年の幸せを願います。

ヒンメリはその冬至の頃に、豊穣や家族への幸せと云った願いを込めて、食卓のある天井に飾ります。

 さかまのぶこ / 今古今と日日食堂、さかま整体所、ヒンメリ作家 お料理を作ることと一緒で、誰かのためにひと針ひと針、麦わらを組んでいく。私にとってヒンメリをつくる時間はとっても愛おしい時間です。大切な人のために想いを込めて作られたヒンメリは本当に素敵だなとしみじみ感じます。ヒンメリ教室に参加されるみなさんにも、ゆっくりと穏やかに流れる時間の中で、心がわく

今古今でヒンメリ教室を始めて5年目に入りますが、こんなに嬉しいことってこの上ないんじゃないかと思うほど、小躍りしたいくらい嬉しい出来事です。去年の秋から通ってくれている女の子。毎年冬に入る前に教室のみなさんにライ麦の種をお配りしているのですが、そのライ麦の種を種まきからず〜〜〜っと細かく観察をして、研究をして、育てて、収穫をして、その後の利用法までも考えて一冊の本に纏めてくれました。

去年の12月に作り始めたヒンメリ。ゆっくりゆっくり組んでいき、春分の日に完成しました。ただ形を作るのではなく、ヒンメリひとつひとつに物語があると素敵だなぁと思っていて、日日食堂や今古今に飾っているヒンメリもひとつひとつ思い描いているものがあります。今日は春分の日に完成したこの子のお話を。街にクリスマスの気配を感じ

TOP