大磯はいつだって僕にとって特別な場所です。文化的な香りや風土の素晴らしさ、そこで暮らすひとたちの自然体の暮らしから発せられる美しさも勿論ですが、そんなことよりも僕はいつもただこのまちにいるだけで幸せな気持ちになれます。日日食堂というお店をはじめてもう何年も経ちますが、大磯を好きな気持ちは日に日に募るばかりです。もしも願いが叶うならば、日日食堂は大磯と云う場所に在る「風景」の一部として自然に

去年の12月に作り始めたヒンメリ。ゆっくりゆっくり組んでいき、春分の日に完成しました。ただ形を作るのではなく、ヒンメリひとつひとつに物語があると素敵だなぁと思っていて、日日食堂や今古今に飾っているヒンメリもひとつひとつ思い描いているものがあります。今日は春分の日に完成したこの子のお話を。街にクリスマスの気配を感じ

珈琲の香り、ゆっくりとたちのぼる湯気、洗練された美しいしごと、えもいわれぬ心地よい空間。私が喫茶店と珈琲に魅了されてからこれまで、幾度となくカウンターにひとり腰掛けて、珈琲がぽたぽたと落ちてゆくゆくところを見てまいりました。ぴしっとした佇まいのマスターに対する憧れもありました。あまり見過ぎてもいかがなものだろうか、と、凝視したいところをぐっとこらえてちらり、本を読んでいるふりをしながらもちらり

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